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宮城県登米市迫町佐沼光ヶ丘30(登米祝祭劇場)
川辺にたたずむ中学2年生のナツキとシズク。
彼女たちが見つめるのは水面に浮かぶ一羽の白鳥。
わけあって旅立つことができなかったのだ。
「あの白鳥はね、仲間たちが帰ってくることを信じて待っているんだよ。」
見知らぬおばあちゃんがまんじゅうを頬張りながら教えてくれた。
「待っていたって無駄なのに……」
ナツキはつぶやき、足元の石を拾い上げた。
さあ、ナツキたちと一緒に出かけよう。
川が奏でる物語。
少女たちの心を結ぶ旅の始まり。