第9回公演について |
あらすじ |
幕末から明治にかけて、黄牛村(現在の登米市津山町柳津黄牛)には「黄牛病」と呼ばれる原因不明の病が流行し、村人たちは恐怖におののいていた。父を黄牛病で亡くした「ヤス(鈴木安右衛門)」は、村を病の恐怖から救うために医師の高屋養仙とともに黄牛病を根絶するための努力を続けていた。 ある日、ヤスは山で怪我をした横山村のハルという娘を助けて村まで送り届けるが、病がまん延する黄牛村に偏見を持っていた村人たちはヤスを追い返してしまう。病に苦しむ人々を救うために前向きに生きているヤスの姿にハルは惹かれていくが、ハルには弥彦という許嫁がいた。 黄牛病の研究を続けるヤスと養仙は、病の原因究明には「腑分け(解剖)」が必要という結論に達する。しかし当時、腑分けされるのは処刑された罪人のみであり、実現は困難だった。混迷する黄牛の人々とヤス。そこへ再びハルが訪れ、二人は気持ちを確かめ合う。しかし、ヤスは自らが黄牛病に侵されていることを知る・・・。 今回で9回目を迎える「夢フェスタ水の里」。各町の持ち回りを1周する今公演は、10周年を目前にした夢フェスタの決定版です。津山町に残る実話と当時の風習を基にして、市民劇ならではの懐かしく温かな物語をお届けします。 |
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